運と実力
野球の解説者などは口をそろえて、いつもこう言います。
「運ということはたしかに大きい要素だがそれにしても、運だって棚からばた餅ということは有り得ない。
なんといったって実力とファイトが無くては運はやって来ない」。
・・・いかにもこれは道理のように聞こえるけれど、さて、果してそんなものだとあなたは思いますか?
いや、これは一面の真理ではあっても、全面的にそうであるとは限らないのです。
実力が低く、ファイトもなくて沈滞しているチームでも、運がまわってくると、がぜん実力以上の力を発揮し、猛然とファイトが盛りあがるという逆の場合もよく見る例です。
プロ球団対小学校チームとか、プロレス選手権保持者対相撲の序の口何枚目といったような極端に実力が違っている場合は例外にしなければならないですが・・・
実際の競技において、運の前に実力やファイトが先行するというのは、やっぱり常識というよりも、むしろ迷信にすぎないのじゃないか、と私は言いたいのです。